タグ「イラスト募集」のついた投稿作品一覧(42)
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スポットライトの中央線に
放り出された 哀れなウサギ
みてみて
誰も泣いてないでしょう
求められる即興性
エンターテナーに踊らされ
えぐりだすハートビート
明るい内にShake it Shake it(シェーキシェーキ)
多様性叫ばれる時代に
僕にできることがあれば...自己肯定に打ちひしがれて
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右にならえの合図がなくて
1人いつも取り残されている
幾ら目配せしてみても
誰もが視線を逸らしてく
遅咲きの花は僕みたいなんて
叙情的な発言はできない
先染の花になりたくて
ほぞを噛む日々が募る
僕は僕が嫌いだ
誰がなんと言おうと...僕は僕が嫌いだ
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これじゃ物足りない
まだ足りないって
自覚している
どうか時間をとめ
ゼンマイをカチリ巻き戻して
努力するほどに堕ちていく
この矛盾を打ちとめ
まるで至らないこの私を
もう一度踊らせて
ほんとはわかっている...錆
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明日を憂うことも無い
ほんの小さな傷口に
ちょっと大袈裟な 包帯を巻いて
哀れを乞う姿はまるで赤子
そうして嘆いているといい
肥大した自己愛に押し潰されるまで
さあ気分はどうだい
不安や恐れ踏みつけて
灰色で這い上がれ
焼け付くような両手が...痛痛症候群
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発散発散ストレス発散
殴って殴って書き殴って
文字の世界で踊る跳ねる飛び越える
流行遅れのそのフレーズ
やめた方がいんでない
嘘何また流行るの本当
そうそれならば結構
ラッキーそうラッキーそう いえ意外とアンラッキー
七転八倒まだやる気? 無理無理無理無理向いてない
言う時間よりもやる時間伸ばしてこ...おいそういうとこだぞ、お前
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森の奥には大きな睡蓮湖があり
私たちそこでお互いを知った
静やかに読書する横顔が眩しくって
木漏れ日のせいにして手をかざした
それから私たち
野薔薇と語らい
鳥の歌声に耳をすませ
若草の上で寝転び
木陰で秘密を交わした
ああ睡蓮湖の底に沈み...睡蓮湖の畔で
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世に生まれ落ちた時から
奇っ怪と呼ばれ
幼少に上がれば
異端児と呼ばれ
ああ それほど僕は
醜いのでしょうか
誰もが口元隠し噂をして嗤う
僕はクチナシの花を折り曲げる
誰も求めてくれないなら
僕が求めてあげる...カオスチャイルド
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出会ったと言えるかしら始まりはあの時
ストロベリーチョコを食べてた
電車で隣の席に座ったの
眠たそうにこちらにもたれかかったのを
口の中で蕩ける甘さと共に覚えてた
次はバス停病院のお見舞いに行った時
急いで駆け込んできて1つ前の席に座ったね
その日もストロベリーチョコを食べてて
妙な偶然あるものだと...神様はストロベリーチョコがお好き?
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アレ、アレってなんだっけ
思い出せやしないのなら
大したことも無い
荒野の果てにでも転がしておけよ
成れの果ての ダンブルウィード丸まっていろ
正解 不正解 決断できないで
期待だけつのる 心の売却
この度は残念でしたと
丁重故にやり切れない
あたしん頭の中...頭ん中のあたし
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幼い頃読んでもらった御伽噺では全て
お姫様は信じ王子様は抗い
やがて巨大な何かに打ち勝ち
ハッピーエンドを迎えた
いまここで手を繋いでいるのは
まあお姫様と呼べなくもない君と
とても王子様にはなれない僕
よく居そうな2人組だろう
もし突然に
世界中の悪意が噴き出したなら...ハッピーエンドになるように
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ポッケの中を揺らしたラブソング
ふいにおっきな声で響いて慌てたよ
私の体とりまくくらい
リピートしてた神様の歌
いつも勇気出せないままの 私の背に
もう そろそろじゃない? 囁いては 問いかける
ヘッドホンから漏れ出た流行歌
彼がちっさく頭下げては音おとす
私はそれを横目で見てた
彼もおんな...音漏れゴメン
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ちっさな音が心臓揺らしてる そしておっきな音が足元から響く
僕らの命まるで楽器みたい 奏でて重ねいっこになるよ
指と指を 絡め合わせて 繋いでいく
今 生きてる音 いつか消える その音を
一歩がまるで見えない先みたい それが十歩になると異なる星の中
歩み進める距離ではないと 首を振ってはたたらを踏ん...芽吹く種音
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嘯(うそぶ)いた言葉が
知らぬ間に誰かをグサリと突き刺す
これで何度目のサヨウナラ?
アンハッピーな幻聴が
憎しみ混じりで耳に囁く
闇夜に零れ落ちる言葉
明日には何か変わりますように
己じゃない何かに代われますように
そう怖いのは自分
夢幻の先の無限...アンハッピーガール■
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ノートの端に黒いぐるぐる描いて
失敗した人生はこんなもの
勝ち組を眺めては
成り代わる夢を見た
きらきら光ってるよ
マジできらきら光ってるよ
花背負っちゃって
匂いまでいい香り
恋なんてせずにいきたい
愛なんてせずにいきたい...恋やら愛やらというものは
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深夜冴えた瞳持て余し
温いシーツを抜け出して
特に欲しくもない珈琲を
買った午前二時のコンビニ
どこにもいたくない
そう思い始めたのは
いつ頃のことだっただろうか
ここは私の居場所ですか
明日世界中が特別優しくて
微笑みと共に手を差し伸べて...透明人間になりたい
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A)妾は由緒ある神の子であるぞ
皆の衆 揃い揃って平れ伏せるがいい
住まいは深い森の奥 威風凛々な祠
B)最近の若者は 全く敬う心を持たぬ
頭の一つ下げて 見せればいいものを
珍獣らの如き 扱いをするのでない
S)うらみたもうぞ
うむ、ちょっと盛りすぎたが
神聖なる祠の ちょうどド真ん前で
イチャつ...神霊(かみたま)はご機嫌ナナメ
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夕暮れ時 目眩
喉を震わせるため息
今も終わらぬ内に
次を憂いていた
窓の向こうの地平線は
太陽に喰らいつき
満足気に輝いてる
明日の自分はどこで産まれるの
日付変更線のド真ん中?
ticktack ticktack...busy as a bee
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自分だけ耐えてれば
上手く時は周りだす
自己肥大極まった
妄想癖どうもお疲れ
灰かぶり 目を覚ませ
善意だけがお得意の
あんたにはうんざりだ
いい加減に這い登れよ
不幸自慢は要らない
いつまで泣いてるつもり...灰かぶり
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周囲の顔色伺いすぎて
余計な失敗引き起こす
苛立つ上司 嘲笑(わら)う同僚
顔青ざめて胃が痛む
失敗した夜は頭抱えて身悶える
切り替えが大事だと聞くけれど
それが何より難しく
今日も眠れぬ夜を過ごすよ
胃薬は夜の友達
世の中で一番僕に優しい...胃薬は夜の友達
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かき回した悩ましい嘘 僕の孤独をかき鳴らす
黒色をした言葉たちが 外へこぼれて
双子のようにもう一人の僕が生まれて様子窺い
笑っているよ
錆びて傷んで腐った心は機関銃
誰彼かまわず撃ち抜いてく
血がにじんだ唇を噛んで後ずさり逃げていく
責任も取れずに
書きもらしていく善意たち 深く潜んで死んでいく
...心は冷たい機関銃
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積み上げた計画はおじゃんで
伸びきった爪を噛んだ
間違って鍵開けた窓で
エラーが続いている
ひとりぶんに見合った
才能ってやつが
僕にはなかったんだ
それですませられるわけがないだろ
声にならないlongsout!
どこだかで沈殿している...凡庸遺伝子(コモンジーン)
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転がった黒い繭
曲がりくねった走馬灯
幼い日失敗は
他人事と余所見していた
ひとつだけ欲してた
ひとりだけの特注を
無垢なぶん正解は
自分の首を絞めていく
一流品になれずに
弦のないギターを抱いた...自己葬送
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オルゴール逆回転
太陽は青く染まって
始まった不思議パレード
木馬が走るよ
お迎え役はボク、パペット
首を回し歓迎さ
いらっしゃいませ夢の中へ
取り合えずココア飲む?
顔上げて夢くらい
僕たちにねぇ 笑って...手招きする世界
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捻じくれた街 人は流れ迷わされている
進化は止まり歩くことも忘れかけはじめ
涙流したAIが起爆ボタンを押す前に
誰かよ世界うち変えてくれ
隕鉄はピアノを掻き鳴らし
とめどない世界に音楽を
恒星は踊って歌うたい
何気ない毎日明るく照らしてる
鬱屈してる時代どこか捌け口を望み
強者の振りの弱者いるか探し...惑星ヒーリングロッカー
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もっと輝いていこうぜ
もっと瞬いていこうぜ
月を乗っ取っちゃって
光る夜空のRock'N'Roll Show
星々を足蹴にして
渡っていくSilk Road
予定通りの時計はならず
神さまは大慌て
粉微塵の星屑かき集め
おっきな星作ろうぜ...真夜中のRock'N'Roll Show
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単身先駆 一理八目
恋してるなんて言っちゃってないで
精神回路 無限回廊
まったりしてるうちにいいね押せ
不信全霊 不安倍増
生憎自分は売ってないんで
押してけないなら あっちいっててちょうだい
文字歌って 私笑って
エモーションが拍手する
ねえ 打ち合おうよ...文字ライブ最前線
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月も見えぬ 昏い夜更け
僕はひとり彷徨ってた
まるで印がある様に
あちらこちらを確かめて
闇に紛れた黒烏(くろからす)
今宵はよい夜(よ)と喋りかけ
そうですねと返そうと
僕は間抜けにカァと鳴いた
さあ 夜行性な僕たちは
深い思想へ繰り出そう...夜行性少年
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鳥は歌い 命告げる
ここにいるよ ここにいるよ
花は香り 行方告げる
ここにいるよ 次のために
残してゆけずに 涙濡れても
いつか続くよ 誰かがきっと
僕は今 生きているよ
群青続く 空の真下で
高い空から 降り続く雨は
全てを伝う ただ平等に...全てに伝う
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赤い赤い薔薇の花弁 空へ放つ香り撒いて
黒い髪にまとわりつき 絡む姿花の乙女
唇で食んで舌と絡めては甘やかに齧りつく
芳しく迸る命の味
美しい顔(かんばせ)にたたえるその微笑みは
まるで永遠に変わらない少女のよう
誰かが言ったまるで生き血啜る鬼の姫と
白い白い珠の肌は 月夜よりも輝かしく
黒い髪...鬼姫■
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好きとか嫌いとか
僕には遠いことだと思ってた
ガラス越しの街のようにさ
君に会う度 世界が浮き出す
物語の中のことみたい
だけどそれは彼のこと語る時のこと
何度も好きだと空に書くけど
ほんとの気持ちは君には言えない
こうなりゃ全身全霊
道化のポジションを演じてあげましょうか...君には内緒
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夜は不思議と いつもソワソワで
今にも自分が
変われるような気がしてた
一面に輝く星空は静かで
僕になんにも教えてくれない
あっと驚くような世界のこと
さあ 落ちてこい 星空よ
僕と大地を吸い込んで
僕たちは消えるだろうか
それとも星の民になるだろうか...落ちてこい星空
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昔に失くなった パズルのピースを
今更見つけた
ぽつんとひとつきり
間が悪い僕のようだね
他人のことを 推し量ろうとしてもさ
占いのように なんでもわかったりは
しないみたいだね
青い海の上で ひとりきりで寝転べば
空が落ちてきて
なにひとつ気にせず 僕は叫ぶように高く...青に溶ける
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月は君を連れていく
後に残った影を数えて
残された両手は探し求める
君の痕(しるし)を継ぎ接ぎして
そこら中に刻んだ 言伝が
秘密の在処を告げ口する
月明かりが照らした 真実は
僕らの居場所を削っていく
この手に掴んだ 傷跡は
君のものでないと祈っている...痕跡
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今日という日が重たくて
肩を落として歩いた
決めた道のりは遠くって
自分をも奪っていた
水面(みなも)がキラキラ反射して
道を辺り一面光らせて
僕らを水の世界へ誘(いざな)うよ
僕らは水を旅する小石
流されては逆らい
削れて丸くなる...旅する小石
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赤い糸ってなんなのさ?
そんなの誰が結んだの
運命じゃないと不安になって
いらない感情背負うだけ
背負った糸は生き方で
あっちにいったり こっちにきたり
不思議な布を織り上げて
誰かの人生かえていく
指に結ばれたにしては
何だか思い繋がりね...有刺鉄線赤い糸
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