parapuhの投稿作品一覧
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死ぬ前に天使が現れて 僕に点数を付けて欲しい
自分が誰になれていたかを わからないまま消えるのはきつい
誰かにとっての誰かに 自分はなれているだろうか
弱い心をひきずったままで 精一杯生きたはずだ
胸に飛び込んでおいでよ 優しくされたいよ
正しいことを生きようとするだけで 褒めて欲しい
誰かにとって...造形1
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情けない生き方を 繰り返す僕の
許されたい気持ちは誰のもの 誰に向けてのもの
夜まで迷っても 帰り道さえも
おぼつかないまま歩いてる ずっと歩いてる
痛い 痛い 痛いとはなんだ 美しい花を見ることか
痛い 痛い 痛いとはなんだ 流れる雲を見上げることか
打ち捨てた約束が 忘れるほどあって
約束をした...痛み
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まだ 愛しさの半分残した気持ちの跡を
ああ 君のすぐそっと通る靡く風の跡を
辿ることでしか 今は君を感じることができない
忘れたいならそういえばいいのにって 心が叫んでる
まだ 愛しさの半分が解けかけたまま形を保って
ああ 今がほらずっと続けだなんて呪いのように
こだましつづける 僕の頭を割るように...知らない気持ち
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夢に沈むライトの 電池がそろそろ切れる
か弱い光で照らした 幼い日々の憧れ
見失った景色を もう一度思い返して
あの頃の私の瞳は 今よりも小さかった
悲しいことばかりでもなかったけど 嬉しいことばかりでもなくて
今をまた振り返るときに 私は何を 思うだろう
夢に沈むライトを 落としたのはいつだろう
...ライト
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僕が君の正体を知ることを 拒んだのは優しさなんかじゃなくて
君が僕の扱えないような人と 改めて知らされるのが怖かった
身勝手に 決め付けた 僕の中の 優しさを
君に押し付けた 君は拒むことなく 僕の思うとおりに 動いた
身勝手な ままでいた 僕の中の この気持ちは
君を決して いたわってなんかいなか...正体
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もっと大事にすればよかった時間 大切に生きるべきだった時間
全て過ぎて終わったことを いまだに引きずっている
大事にいたわればよかった人 大切に扱うべきだったの
いつのまにかいなくなっていく 僕を全てが置き去りにする
夕焼けのまどろみの校舎 直射日光が眩しい
西側の窓から差し込む茜色の光線 煩わしか...卒業(書きかけ)
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滲んでぼやけた淡い色 あんまり好きじゃないのに
意思に反して書かされては その都度褒められた
無理にでも好きになろうとした そうじゃないとやってけなかった
段々乗り気になったとき 写実主義がやってきた
臭いものになった 自分の過去が全て邪魔になった
頑張ったものがガラクタになった 要らぬものだと排斥...アクリル
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夜が来るのが怖い 明日が来るから
明日になったら月が変わる 一月がまた過ぎる
二月三月重なって 最後に一年を越す
そうなったときに今より僕が 大人になれる気がしない
夜がくるのが怖い 明日が来るから
知らないうちに空は白んで 人がバスを傾ける
一日働いて終わり そしたらまた夜が来て
気がついたら新し...明日
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勘違い解決するんだよ 僕のためのものじゃないってね
勘違い解決するんだよ 僕のために生きてないってね
勘違い誇大妄想自己心酔の発露 行き違い倒錯する重い思い裏腹
勘違いさせてばっかのあの子の身振り 手振りぶりぶり
勘違いお金で解決するんだよ あそこに通えば間違いないさ
勘違い上手く直して現実に向き合...勘違い
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誰にもいえない秘密があるのは 僕の心が醜いから
誰にもいえない秘密があるのは 僕の心が弱いから
隠し事をしあう関係は 相手を思いやれる関係
美しくも儚い思いやりを どうか嘘と 言わないで
明日になれば今日の 苦しい事辛い事 悲しい事実も 忘れられるさ
きっと今日より明日は 明日より明後日は 痛みさえ...ひみつ
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誰にもいえない秘密があって 内緒にしてなきゃいけないのに
誰かに言いたくて しょうがないんだ
知られたら世間に顔出せなくて どこにもいけない身になるのに
聞いてくれる人を 探してるんだ
誰にもいえない秘密ができて 心に秘めてるうちはずっと
胸の辺りが 痛んだままで
でも 人に知られるのは怖くて それ...誰にもいえない
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いつまでも いつまでも ずっと消えて なくなりたいと
思って願って いたことが
叶わぬ 思いが 果たされる ことはなく
いつまでも いつまでも 誰にも見られず 知られずに
いたいいたいと 考える
無理だと 知ってる 知ってるから 辛い
やる気もないし することもない あったとしても できることはない...知らない
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夜のしじまに流され泣いた月
生臭さは誰かが生きた証左
波打ち際で揺り戻す
白と青 青と黒 さらさらと 風
海のしじまにいだかれ鳴いた鳥
雲一つが覆う白い空が
涙の一つ落としたら
ポツポツ パラパラ ザーザー
バラバラ
無為な存在でいたいと どれだけ願っただろう...無為
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今日はどこに行こうかな 自分で決められないから
誰か適当に決めてよ 誰か僕に構ってよ
行きたい場所もそんなにな あるわけじゃないから
だけどこのまま寝ていたら なぜ休んだか分からない
どこかに行かなきゃいけないが どこかへ出かける気がしない
気だるい朝のまま引きずって 時計の針は上を向く
喧騒の合間...太陽
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まだ 歩き出した 僕は 歩き始めた僕は
まだ脆弱なままで まだ 足は貧弱なままで
まだ 歩き出した 僕は 歩き始めた僕は
まだ何も知らないまま どこへいくか知らないまま
今更罪滅ぼしだなんて 殊更付き合う義理もないが
そこまで言うならとついていく おぼつかない足取りで
まだ 歩き出した 僕は 歩き始...シュトロボン
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この国の人民達によって起草された 世界でもっとも尊い 思想哲学
明文化されたこの真理を唱えて 日々の平穏無事を 祈りなさい
朝早くから満員電車に乗って 夜遅くまで席に着かされ
腱鞘炎になるまで働け 心を病むまで身を削れ
集団の規律を乱すな 偉大な導師は君を観ている
人のことだけ考えろ 殺すぐらいなら...ガイドライン
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雨 雨 雨 雨 ザーザー からのシトシト降り
降りしきり ひとしきり降り 止む 未だ雲は晴れず
雨 雨 雨 雨 ザーザー からのシトシト降り
濡れそぼつ 靴の内側 まだ雨が軋む音ひとつ
だんだん晴れてく空模様 雲の隙間から覗いた青空
君はどの願いを 抱え 吸い込まれていくの
だんだん晴れてく空模様 ...water drop
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秋葉原しか知らない 幼稚な男
渋谷についたらビックリ 大都会に眩む
秋葉原しか知らない 未熟な男
新宿ついたら仰天 視界が霞む
有明幕張晴海の 共通点は
普通の人なら知らない 僕だけ知ってる
ヒョロガリメガネにバンダナ チェックシャツ着て
冬場は全身黒で ウカナイ蛹
長いエスカレーターを 試練の谷と...幼形成熟
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自慢の息子はニート ニート
ニート ニート ニートを六年
自慢の娘は丸の内で正社員
誰の 誰の子供そのお腹の子
自慢の息子は童貞 童貞
童貞 童貞 引きこもりを30年
自慢の娘は霞ヶ関で官僚
誰だ 誰だ隣の白人は
イプシロンの三個手前 固体識別番号だから
背番号のように背負って立つ気迫...自慢の息子
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金属の落ちる音がすりゃ みるみるそこには人だかり
悲しいことに世の中は 由緒正しき資本主義
もしもし質問いいですか 十月十日の腹の中
親の顔とか置いといて 住環境はどうでした
熟考三分口あけて 天井仰いで赤の空
快適でしたがただひとつ 夜は暑くて寝苦しい
生まれ落ちてすぐプラの箱 摂理の逆さに恵まれ...シングルモルト
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卑屈な奴をかき集めて それが何になりますか
隅っこに固まって あるいは逃げ惑う
吐いた息の臭さ 粘ついた口
どんな出来事も もう笑えないね
白い工場の壁で もたれかかって死を待つ人
黒い煙に乗っかって どこか遠くへ行きたいの
卑屈な奴をかき集めて それで幾ら稼げますか
青天井のロマン 内臓に貴賎ナシ...羊
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誰も本意じゃないさ それらを何も望んでないさ
脅されナイフを突きつけられて 神の御前にひれ伏すことを強要されたって
僕はその神さんに興味なんかないし それで罪を被ろうとも思わない
穢れ腐って生きる価値など ないと罵倒されようが構いはしない
幸せを謳って渡り歩かされた お日様が昇ったら鉄骨の上
おしま...バプテスマ
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努力で培った能力を 生活の足しにして何が悪い
身の丈を超えようと 背伸びをするのはいけないことか
作ったモノを売り込んで お金を作って何がどこが悪い
人が汗水流して 飯にありつく様のどこが憎いか
汚いお金と言うのなら 楽な泡銭と言うのなら
一遍代わってみてくれ 無理でもちょっと試してみてくれ
スラス...P
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ありがとうというのが恥ずかしいから おめでとうの言葉をあなたに送る
これからもよろしくは照れくさいから くたばらず頑張れよとひねてみる
愛想笑いに見えたかい でも心から思ってるんだ
霞の中で 幾多の試練に阻まれ 戦う貴方の 後姿は美しい
手探りの中 掴んだ一片の星 僕に見せてくれたあの日
ありがとう...陸の淵
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K君が僕に話したことは 大体あってたよ
キンモいクッサいデブメガネ おでこにブツブツエイリアン
K君が僕にぶつけた拳 大体あってたよ
ハイエナまがいのエロメガネ 腕もブツブツストレンジャー
どうして僕ばっか 泣いていたのは数ヶ月
そのうち意識はどこか 遠くへ飛んできたい
トッ 東海道線 ヨッ 横浜線...M君(書きかけ)
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駅前高架改札の階段の麓 襷に鉢巻眼鏡かけたおじさん
皆さんの声を国政に持ってきます 叫ぶ 叫ぶ声が掻き消される
駅前高架改札の階段の麓 アコギにカンカンみずぼなおじさん
皆さんの声で日の目に出させて 叫ぶ 叫ぶ声が掻き消される
左を歩くおじいさんの ポケットラジオから聞こえる実況
ノーノーペースのル...活きた乳酸菌
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東横ノイズサーフ フリルなショートパンツ
エフライナーで一本 飯能河原は花火の大会
小田原ノイズサーフ 八時に起きた彼女
小田原ノイズサーフ 一時に着いた秦野
オッチョコチョイなエッセン ラッセン売ったアキバ
環状線で一本 電車の中でエキバ
ぐるぐるり ぐるぐるり この際情け容赦などない
ぐるぐるり...東横ノイズサーフ
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もしもしこんな忙しい日にすみません 暫くの間お世話になりました
来年度から御社との取引を 全面的に見合わせていただきます
されて当然の報いだった 生きてることが罪だった
痛いほどよく分かっていた 実際古傷が痛むんだ
あの時殴られた場所は いまでもぽっかり穴が
空いたままさ 埋められるような穴じゃない...綿貫
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何にもできなくなった 発想が乏しくなった
きっとなんでも作れて歌える あいつにリソース全部吸われた
それでいくらか心が楽になった でもアイツが嫌いになった
嫌いな気持ちはモヤモヤになった それはストレスを僕にかけた
自業自得で片付くけれど 寿命だって片付くけれど
まだそう思うには早すぎる そう自分に...不可分子
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最近流行の小惑星 地球から彼方遠くの
ここからみえない300m 僕のサイズの穴はありますか
最近流行の音楽と お洒落と言われてる喫茶店
ラップトップの中身は 蝉のサンプリング音
泣きたい気持ちと釣り合うか 一杯500円チョイの
白黒コントラストと 糖分でリプロダクト
人生面白くもないでしょうに 根拠...小惑星
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本当に大切なことは誰も 教えてくれないよ
定かではないし確かめようもない そんなことばかりだから
得たものは自分の中に溜め込んで 教えられる形になるときは
きっと僕も君も ここからいなくなるときさ
真夜中のレジ打ち 押しかける外国人が
から揚げをまとめ買いだ 6分待ってってなんて言うの
マニュアルは...未熟者
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淡い雨でぼやけてしまうから 君の輪郭をレンズに仕舞う
白く霞んだ世界で 君の後ろに続くアスファルトが消える
甘い甘いじゃ物足りないから 喰らい尽くす勢いで
飛びかかった唇の上の 鼻を高く笑う君
投げ捨てた傘が溶けてなくなった 涙に映る水平線が
冷たくなった君を覗き込んで 二つにわかつ 君がいないんだ...撮像
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ハチミツ一滴垂らしたリンゴジュース ビタミンCの顆粒も少々
ズビズビ汚い音で飲み干して 布団の中でおやすみグンナイ
アフタヌーンティーの代わりに 葛根湯を一包
どうしたって治らない 頑固な熱喉鼻に
聞くもんだと思い込んで 実際に楽になって
後になって効くのは初期症状 だけと知ってあれはプラシーボ
体...咳と鼻水
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愛されなければよかった その罪はあまりにも大きく
その罰は 私を痛めつける
何千人のおじさんたち 罪と罰はおんなじものだって
言ったけど 本当は分からない
誰も知らないから考える 答えを出そうとする意味があるの
絶対にそれが無理なら あの髭のおじさんは大罪だ
時間と感情を引き裂いて 紙屑のように散り...Employee
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どれだけ楽しいことでも どれだけうれしいことでも
君がいなければ意味がない 君が笑わなきゃ意味がない
毎日を無碍に過ごしても ダダを捏ねて寝転がる君の
うなじから背中あたりだけでも 眺められたら充分
どう見たって君はかわいくて フラット音階でダンス
三々九度に合わせて 七度八分を連発
遊び倒して疲れ...基準