タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(58)
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──春。
僕は3月に中学を卒業した。
ずっと一緒だった友達と離れ、1人上京した。
初めての土地に戸惑いはしたものの、新しい生活が出来ることに嬉しさが込み上げる。
しかし知らない土地に1人、ということは紛れもない真実。
やはり寂しいし、怖い。
上京してから一週間、真新しい制服に身を包み電車に乗る。
今...春、君、僕。
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私の既存作、「メランコリック」とは一切関係ありません。
それを踏まえた上でお読みください。
「リンー」
「何?」
私が不本意ながらレンのことが好きだと気付いてからはや2週間。
この2週間は大変だった。
話してると妙に緊張するし、触られただけで肩がはねた。
でも2週間という時間を経て、この緊張感は完治...トゥインクル【Ⅱ】
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私の既存作、「メランコリック」とは一切関係ありません。
それを踏まえた上でお読みください。
「また私の赤ペン勝手に使ったでしょ!使うのはいいけどちゃんと返しなさいよ!!」
「いちいちうるさいなちびリン!」
「ち…!!もう教科書も何も貸さない!忘れたら自分でどうにかしてね!!」
「は!?それとこれは違...トゥインクル 【Ⅰ】
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「ねぇリンちゃん」
「なぁに、レンくん」
「ぼく、おとなになったらリンちゃんの“おむこさん”になりたい!」
「おむこさんって、なぁに?」
「“ずっと一緒にいれるひと”だよ、リンちゃん」
そう言って保育園の先生は笑った。
「ふぅん、じゃあリンも“おむこさん”になる!」
「ふふ、女の子はね、“お婿さん”...【リンレン生誕】幼馴染みの君と【おめでとう!】
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さほど昔でもないが、あるところに夢を主食とするものがいた。
それはどこにいるのか、どこからくるのか。
そしてどんな姿なのか、全部が謎に包まれている。
そう、それが僕。
夢を食べる“夢喰い白黒バク”だ。
「ん…」
目が覚めると汗のせいで貼り付いた前髪に不快感を覚えた。
時計を見ると夜中の2時。
丑三つ...夢喰い白黒バク ver.禀菟
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「あ…」
「いてて…酷いなぁ…」
何も酷くはない。
自業自得だ。
「カイト兄!?」
…カイト兄?
ってことは俺のお兄さん!?
というか男いたんだな、あの家に。
「で、こちらの女の子が新しい家族のレンちゃん?あれ、おかしいな、男だって聞いてたのに…」
「か、カイト兄、レンはおとk」...姫君のお城と借金少年(6)-兄貴-
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※リンレン幼馴染み設定
───人生なんてすべて自己満足。
君が人を褒めるのも、貶すのも、所詮自己満足なのだ。
恋も友情も愛も執着も、全部全部可愛い自分のため。
だから、人生何てモノに価値なんてない。
「───で?何が言いたいの、リンは。」
「だから宿題なんt」
「文句言わずやりなさい。」
「レン、お...人生なんて自己満足
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「ち か よ る な !」
「え、ちょ、酷いwww」
「じゃあマスターの手にあるもの離せ!!」
「嫌だね!!」
「いつから仕事選べなくなったんだよ!!」
「何言ってんの、レンきゅん。某暴走しちゃってる動画で仕事選べなくなったら終わりだって言ってたじゃないか。」
「答えになってないから!!」
僕今必死...仕事
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問題です。
今僕はどこに居るでしょう?
──答えは、家です。
では、僕は何をしてる……されてるでしょう。
──答えは、監禁です。
何ということでしょうか。
僕が愛した人はヤンデレだったのです。
「レン君、私のこと、好きですか?」
好きですよ大好きですけど…!
「じゃあ私だけを愛してますか?」...僕の彼女はヤンデレです
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「楽しみね。」
俺たちはグミとの約束通りニコファ●レの前に来ている。
「グミさんまだなのかな?」
見渡してみると見覚えのある碧髪の女の子がいた。
その女の子はケータイ画面を見て必死に頭を押し付けていた。
しかも何か言っている。
「あの人がグミさん…なわけな…」
「あ、隣のレン君っ!!」
人をとなりの...姫君のお城と借金少年(5)-ライヴ-
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「ねぇリン、髪切らない?」
「切らないっ」
「どうして。」
「3年間伸ばし続けたんだよっ!?長いのいいじゃんっ」
リンは中2から髪を伸ばしてきた。
前は肩にかかるくらいだったのに今は腰まである。
──本当に厄介だ。
リンは綺麗になった。誰にも負けないくらい。
さらさらの長い金髪を靡かせ、白く滑らかな...髪 ver.禀菟
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いつからだろう。
リンが女、僕が男ということがハッキリしてきたのは。
リンは中学に入った途端、僕と同じベットで寝るのを止めた。
僕とお揃いのTシャツを着なくなった。
そして、僕に触れようとしなくなった。
普通のことかもしれない。
僕もリンも思春期なのだから。
僕もずっとそう思っていた。
これが僕たち...only mine
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『隣の席のレン君っ。君は家族を誘ってくれればいいのだよっ』
そんな簡単に言われても困る。
あと何キャラだ。
リンやミクは誘えば来てくれそうだが、ルカは仕事があるかもしれないし、ユキは話もしてくれない。
「レン、帰ろ!」
そんな事を思っていたら1日が無事(?)終わったようだ。
「今行くよ。」
何か恋人...姫君のお城と借金少年(4)-御誘い-
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「ねぇリン、うっ海行かねぇか!?」
「え、海?」
ファッション誌を寝ながら見ていたリンは顔を上げた。
「ほら夏だし!!」
「…レン変態的想像してるから嫌だ。」
「しっしてねぇよ!!してるけど!!」
「ほらしてんじゃん!!」
「だって水着だぜ!?リン胸ちっちゃいかr」
「殺されたいのか?」
「いえ何で...海 ver.禀菟
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「…はぁ…やっぱり転校かぁ…」
ミク曰く
「学校も一緒の方が親しみがあるじゃない。」
とのことだ。
確かにそうなのだけれど、問題は…
「小中一環校だからリンとユキと仲良くしなさいよ。」
何故だかユキに嫌われているらしい。
俺と話はおろか、目すら合わせてくれない。
「じゃあ私は高校に行ってくるわ。ルカ...姫君のお城と借金少年(3)-転校-
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ある満月の夜、僕はあの彼女を見つけた。
白い毛が綺麗な可愛らしい女の子だ。
彼女は裕福らしく、優雅にソファでうとうとしていた。
見た瞬間から、動機がやまない。
何だか体もうずうずしてきた。
いてもたってもいられなくなり、僕は彼女に会いに行った。
「これは可愛いお嬢さん。真っ白にゃ毛がとても素敵だね。...嗚呼、素晴らしきニャン生
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「なぁ、ルカ殿。」
キッチンから出てきたルカにがくぽが話しかけた。
「何?」
「今日、何の日だか分かっておるか?」
「さぁ?」
その答えを聞き、顔をしかめる。
「じゃあ、今日は誰の誕生日だ?」
「さぁ?」
今度は不機嫌そうにルカを見上げた。
「……もう良い。」...がくぽ誕!
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よく晴れた月曜日だった。
僕は大好きなリンに話しかけた。
「リン、あのs」
「クオくん、帰ろっか。」
「だからくん付けすんなって。」
「恥ずかしいじゃん。」
少しはにかみながらクオという少年に笑いかける。
「か、彼女だろ?」
「ま、まぁ、そうだけど…」
知らなかった。...ヤンデ恋歌 ver.禀菟
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「グミちゃん!!」
「何?」
「いやぁさぁ、明日夏祭りじゃん?」
「で?」
「いや、で?じゃなくて。一緒に行かない?」
結構かるーく言ったけど、俺の中では超大事なこと。
一か八かでやっと誘おうと決心して話しかけたんだから。
おっと、自己紹介してなかったな。
俺は始音カイト。
グミちゃんが大好きです!...夏祭り ver.禀菟
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「こっちよ。」
俺は借金から逃れるためにミクさんの家の前に来ている。
が。
「え…。なにこれホラー…?」
「失礼ね。ちゃんとした家よ。」
ぼろぼろだった。
壁はひび割れ、窓はバリバリに割れている。
リアル廃墟だった。
廃墟のわりには建物が大きく、昔は立派なお城だったような雰囲気がある。
「あ、ミク姉...姫君のお城と借金少年(2)-お城-
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俺は今、人生の危機に面している。
「レン君。お父さんの借金、払ってもらおうじゃねぇか?」
「だ、だから借金なんて…」
「してんだよ!!俺らから一千万の借金をなァ!!」
親父。
一千万、何に使ったんだよ?
昨日の通夜が終わって、1人になった俺が借金を払うなんてあんまりだ。
それに俺はまだ14だぞ?
俺...姫君のお城と借金少年(1)-出会い-
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「よぉ、リント。」
「レンか。」
あの事件から1ヶ月、ルカは学校に復帰し、目の前にはレンとルカが…
本当に酷いと思う。
フラれた俺に対しての当て付けなのか。
「ルカのこと、まだ好きか?」
「まぁね。」
「早く忘れてくれよ。」
「レン?早く行かないと遅れちゃうよ?」
ルカが笑顔でレンに話しかけた。...ある少年と‥-番外編-
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「ルカ!!!!!!」
「レン…」
「ぼっとしてねぇで早く救急車呼べ!!!!」
「でも」
「いいから早く!!!!」
「レン」
私の手術中、2人はこんな話をしていたらしい。
「んだよ。」
「やっぱ、憎んでるよね、俺のこと…」
「まぁな。」...ある少年と‥⑬-最終話-
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「ルカ?」
「何?メイコ。」
お昼休みの空いた時間、私はメイコとまったり過ごすのがいつものパターン。
「昨日あの噂の2人と帰ってたわよね?」
「うん、まぁ…」
「リント君何か言ってた?」
「え?別に何も。」
「せっかく告白したのにさ。」
「え!?告白!?」
「そうよ。“明日の夜空いてる?”って言った...ある少年と‥⑫
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「…ねぇクオ。」
「何?」
「雨止ませて。」
「無理だな。」
「じゃあこの湿気どうにかして。」
「それも無理だな。」
「あぁもう!何で梅雨なんてあるのよ!!つまらないつまらないつまらない!!」
「ワガママ言うなよ。梅雨でもいいことあるだろ?」
「…例えば何?」
「紫陽花とか綺麗だし。」...紫陽花 ver.禀菟
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「リン、僕と一緒にこの街から出よう。」
始まりは僕の言葉だった。
「どうして?私はこのままでも…」
「みんな、僕たちを分かってくれないんだ。だから」
―一緒に、ここから飛び立とう―
「ヴーッヴーッ」
「ねぇ、出なくていいの?」
「いいんだ。」
誰が何と言おうと、僕たちは一緒なんだ。
双子なんかじゃな...Fire◎Flower
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「なぁ、まだ着かないのか?」
「何甘ったれてるの!!こんなんじゃあ受験失敗するからね!!」
「縁起でもないこと言うなよ…」
俺は今、この双子の姉(というか俺のほうが精神年齢的に年上)の提案で、蛍を見ようと渓谷に来ている。
蛍とかいうから、今は夕方であり、虫がたくさんがいる時期に時間帯であり…
結論か...蛍 ver.禀菟
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「レン!何で起こしてくれなかったの!?」
「起こしたよ、何回も。起きなかったのはリンでしょ。」
「じゃあ叩くなり何なりしてよ!!」
「叩いたら怒るだろ、どうせ…」
双子の弟のレンに文句を言いながら学校へと走る。
あ、勘違いしないでね。
いつも走ってるわけじゃないよ?
今日はたまたま寝坊したわけでね?...失恋(リンver.)
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ルールは嫌いだ。
縛られることが嫌いだ。
だから僕は逃げる。
野良猫が一匹。
「何のために生きるの?」
野良猫は黙って僕を見下ろす。
私は、ただ走る君を見ている。
そして先程の野良猫にこう言った。
「私はすべて正せるよ。」
規則を破り、ぶちまける。...パラジクロロベンゼン・アンチクロロベンゼン【自己解釈】
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「何でレンがいるの?」
「るせぇ、お前のせいだろ。」
重い。空気が重い。
「あの…仲良くしt」
「もとはと言えばお前のせいだろ。」
「わっ、私!?」
「ルカは悪くないよ。レンが引き下がってくれればいいだけの話じゃん。」
「警察沙汰になるだろ!!」
「あの、私が悪いんです…」
「空気が重いっ!!」...ある少年と‥⑪
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「ミキ、なにしてんの?」
「…歌の練習。」
「なんだ。じゃあマスターに見てもらえばいいのに。」
「マスターを驚かせたいの!!いっつも影薄いからもっとマスターに評価されたい!!」
「そうなんだ。」
「そういうレンは?」
「…リン待ってるの。」
「ふーん…。じゃあさ、歌の練習手伝ってよ!!」
「嫌だ。」...ミキさんの日常
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「――え?」
今の状況はあり得ない。
俺の愛しい恋人が。
あの可愛らしいグミが。
あんなことをするはずがない。
「好きです!!」
間違えてるんだ、きっとそうだ。
俺と間違えてるんだ。
嫌だなぁ、グミったら。
それは俺じゃないよ、レンだよ。...片想ひ
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「遊園地、行きたいなぁ…」
それはずっと入院している彼がふと呟いた言葉だった。
「レン君、もう少ししたら退院出来るからね。そしたら遊園地、行けるわよ。」
看護師の言葉に口を尖らせた。
「止めてよ、子供扱いするの。」
「まだまだ子供じゃないの。」
「もう中学生だよ!!」
「子供じゃない。」
そう言って...遊園地 ver.禀菟
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ある冬の日のこと。
鏡音リン―ここではリン―はいつも通りに帰宅しようと友達と玄関を出た。
「リンさ――って、どうしたの?」
「いや…これ…」
「あぁ、花?それがどうしたの?」
「こんな時期なのに咲いてるんだ…」
「それ、ベゴニアっていうんですよ。」
急に話しかけられて肩が跳び跳ねた。
「だ、誰!?」...花言葉
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「はあああ!?」
「メっ、メイコ静かに!!」
「あ、ごめん。でもねぇ…」
「私だって、女だと思わなかったし…」
「会ってみてどう?」
「え?どうって?」
「だから、ドキドキしたりしなかったの?」
そういえば何ともなかった。
好きになった(?)相手にドキドキしないということは…
「もう手紙なんて関係な...ある少年と‥⑩
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