タグ:ハチ
10件
―それは、遠い世界でのお話。
ある所に、魔女に「他人の顔を見ると死んでしまう呪い」をかけられた女の子がいました。
彼女は呪いのかかった日から、ずっと独りで薄暗い日々を暮らしており、親にも友達にも、もう何年も会っていません。
なので、彼女の話し相手はたった一人。
水面に写る、自分の姿だけでした―
今日...【自己解釈】Persona Alice
ゆった
マウスを弄る音と、パソコンからの起動音が響く。
それと同時に響くのは、誰かの笑い声――
書きこまれたメッセージ。
それは往々にして、だれにでも見られるもの。
書きこまれるメッセージ。
書きこむのは彼女――「マトリョシカ」。
某掲示板内スレッド 【マトリョシカの呟き】より
1・ユーザー:マトリョシカ ...マトリョシカ【を、小説化してみた】
美亜 瑠璃
自己解釈なんですが・・・↓
麻薬中毒になった人(パンダヒーロー)だが、麻酔の効果で、肌はぼろぼろで、黒くこけて見える。
そのせいで、刑務所に入ったパンダヒーローだが、その中で、左手には金属バットを持ちながら、
刑務所内で暴れている。
結局、脱獄したパンダヒーローだったが、麻薬はずっと手に入れている。...パンダヒーロー 自己解釈
るのら
目の前に広がるのは,廃材
あの世で不要とされたもの
此処はそんなものの溜まり場
ごみ箱の中
パイプがあったかと思えば錆びた車輪
大丈夫か?
相方は何処に行ったんだ?
ごみをもう少し行ったところには皆が居る
そこでは毎晩,市場が開かれるんだ
其処にいる奴は皆,自分がものを売りつけようと必死になってる...パンダヒーロー ……PANDAHERO→OREHADNAP→オレはD(=ドラッグ)NAP(=盗む)?…………
アリサ
「空を見に行こう」
「…え?」
私の返事を待たずに走り出した彼は、だんだん速度を上げ、問題の『傘』との距離を縮めてく。
私は何もいえなかった。
ただ顔に当たる雨から逃れるように、彼にひたすらついていった。
ズゥンと音がしそうなほどに、重苦しいほどの『ソレ』は、私たちを拒んでいるのかいないのか。
そん...WORLD'S END UMBRELLA自己解釈その1
紅亜
-あの日私は人を殺めた。
あの日から私はグルグルとこの輪廻を回り続けている。
私は――あの人に裏切られた。
「白線よりお下がり。引かれるわよ。」
そう何処かで聞こえた。
私は電車を待っている。
ふと、隣にいる黒猫を見た。
「アナタは何処に向かうんだ?」
そう言ってるように見えた。
「…私にだってワカ...リンネ【自己解釈】
禀菟
古びた壁にカビ臭い廊下。
靴音がカツカツと響くなか、
先ほどの声が気になって仕方なかった
”ダメ”
消え入りそうなほどの
透明な声がひっかかる
わたしはあの声をどこかで聞いたきがする
ねぇ、と声をかけようとしたとき
彼は走りだした
「え、え?」...WORLD'S END UMBRELLA自己解釈その2
紅亜
崩れ落ちる寸前の果実のように
それは甘く香った
愛を植えては水をやって
日向では静かにその『葉』が揺れた
コトノハは君が育てたんだろ
やがては花を咲かせるコトノハナを
愛を育てては鉢を変え
やがては庭を埋めることになるよ、君が。
コトノハは僕が受け取ったの
やがては実をつけるだろう、『君のみ』を。...六度の『コトノハ』
人間六度
1人の少女がいました。
そこは色のない世界で、少女以外に誰もいませんでした。
「ここはどこ?」
問いに答える声はありません。
もう自分が生きているのか死んでいるのかわからない。
もう立っているというより、浮いているような。
そんな場所でした。
ある日。少女は思いつきました。
「真っ白なら、私が色をつ...Qualia 妄想で書いてみた
ひらい
「あ、雨・・・」
上から水が落ちてきた。
街は、雨が降る予測などできないので急に雨が降ってきても大して驚かない。
予測ができない理由、簡単だ。
街に自然の光が入ることはない。
街は[傘]に覆われてるので宇宙から・・・なんてこともできない。
ずっと、真っ暗なのだ。この街は。
でも、疑わない。掟なのだか...WORLD`S END UMBRELLA 自己解釈小説 PART.1
豆腐屋