ねるえとの投稿作品一覧
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咄嗟に口に含ませる
何もかも溶かしてしまおうか
噛みつくだけが得意なわけじゃない
ただただ栄養補給するだけ
言葉なんて意味浅さ
何もかも消してしまえたなら
病みつき甘い味が支配する
きっと煩悩的に射抜かれてる
でさ、ここから向こう側
誰もが疑心暗鬼の檻の中...むしゃむしゃ
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A bell rings
踊りだす人形たちの
A bell rings
笑い声で街はざわめき
A bell rings
はじまりの物語
「I come here, and shall I play together?」
一夜にして 子供は消えた
喜びの絶えたその街に
一人の男が訪れる...A bell rings
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夜のあとには朝がやってきて
みんなを照らしていくよ
きらきらと当たり前を通って
ふたりを照らしていくよ
なんてことない日々が
いちばんの幸せなんだって
わからないこともある
それでも笑顔でむかえようと
悲しい夢だったなら わたしも悲しんで
うれしい夢だったなら わたしも喜ぶよ...愛愛
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仄暗い其処から貴方を見ていた
屍咲く古城の宴に
添わせよう命を純粋な眼(まなこ)で
崩れ堕ちる時 その身捧げて
鎖より重い熱情で
溶かして消え失せるまで
憂いの鳥籠で狂おしく
愛し愛される遊戯を見てる
今宵は祝宴 月の光を杯に灯し
埋めようその胸にこの首を...Bloody Lily
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時計の針は0時から動かない
ふたり 笑い 待っていたの
誰かの到着を
やがて夢は現在(いま)へゆるり移動
これは 悪夢 そう思ってた
永遠(とわ)に終わらない 劇場にて
もしもハリボテみたいに
全部 何も嘘だったなら
仮面の奥は空洞 そして
抜け出すことは許されない...時計と少女
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真夜中の廃墟の間を駆け抜けるように
誰かの夢に忍び込む幻想
都会は不穏な穏やかさを醸し出し
いつでも寄生はできる さあはじまり
汚れたベッドも 暗い檻の中で
ひとり交わる それもまた幻
許し願い厭う闇夜
不安愚鈍悲哀 やがて
呼び覚ませ幻想の猛毒を
月光浴びて祝祭の休演の最中に...少女現象
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他人のことこんなに
考えたことなかったって
ゆらゆら 頭のなかで
浮かぶのはただひとり
よりによってあんなやつを
…なんて 認めたくない
きっと何かの間違いだと
信じたくても ほら
見つめられるだけで
こんなにも 目眩がしてきた...Valentine
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誰かの線を辿って きみと同じ
生まれてから辿ってきたから
何も驚くことはない
ふたりは知らないままで 残酷さを
無垢な白で染めあげてきたから
何も感じることはない
だけど3人で結ばれてた頃
何かを誓いあって 数年後
悲しいね、でも
思い出す意味なんてないんだよね...テトリアシトリ
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後ろ姿
見えぬ鼓動
どこへ行くの
冷たい夜
聞こえないよ
夢を見ても
訪れるのは
悲しい歌
ひとりだけの
パーティーを...Halloween Night
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ずっと涙を堪えながら
ただ唇を噛みしめる
時々その優しさが
どうしようにもなく
憎らしいと思うことがある
愛さなくてもいいから
嘘の言葉なんて
笑顔で言われても鬱陶しいだけ
どうか触れないでほしい
痛みを分かち合えないのに...ロストブルー
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真っ白な部屋で
怯えながら
言葉にできない
日々を過ごす
喜びは消えて
瞳閉じて
さよならも奪い
閉じ込められた
きみは迎えに来ない
秘密の景色の向こう...紡がれざるウタ
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夜更かしは悲しい夢
あなたに逢えますように
今はもう飛んでいってしまった蝶のように
消えてしまう思い出が愛おしい
面影を探して歩いて旅を始めて
確かな温もりを求めていた
もしもあなたが隣にいたのなら
今の私は笑えていますか?
腫らした目が痛々しくなるほどに
あなたのいない夢に迷っています...夢を見る
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夜に悲しくなったら
どうすればいいの
今すぐ謝りたくて
虚しく喚いた
いい子だって言うけれど
悪い子 悪い子
私 いつまでも 悪い子のまま
大人になんかなれないよ
だから
遠くへ 行きたいよ...悪い子
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黒い部屋 きっと夢の中
必死に居場所を探してる
あの時に きっと求めてた
自分の居場所 俯いてる
狭い狭い息苦しい世界だ
どうにか窓をつけてみたいけど
黒い部屋 友達が欲しかっただけなんだ
絵本の中だけの存在を 確かめてみたいのに
それなのに私はここから出られないまま
細い指先が撫でるのは壁だけ...黒い部屋
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懐かしい声が響く
誰かを迎えに来る声が
何もない事実だけが通り過ぎる
何故あなたは優しいのか
冷たい輪廻 たどっている
どうか虚ろな瞳で映さないで
もしもが許されるなら
真っ先に手繰りに行くでしょう
熱い鼓動を求めるままに
禁断のひと口を逃さないよう...憂い熱情
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灰色で塗りたくられて
何も見えない 見たくもない
“サインは既に消えている”
後は後は別れを告げるだけ。
全部消えちゃえばいいんだ
勝手な世界 描いてても
もう何でもいいんだ、泣いて
後は後は目を伏せて去るだけ
僕には何もないから
謝る相手もいないけど...ライジツサイン
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やり場のない憎しみと悲しみとが
ぶつかり合って犇めき合った
だからもう静かな場所へ逃げようって
涙隠して消えるしかないんだ
きっと悲しむ人はもういないだろう
最後は最後らしく、抗った証を残して
飛び出した
結局逃げても逃げてもどこまでも
追いかけてくるんだろ?
そして僕達が得るものなんて...ヒトカケラ
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「もうこれは問題じゃない」
勝手に全部終わらせて
自己満足できましたか?
「もうきみは必要じゃない」
目がそう言って雨が降る
―――
深海の中でひっそりと呻く声
確かに聞こえる 限界の声
そうでもいいからお願い
私の傍から離れないで...あした天気に
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それはあなたの声だから
誰よりも透き通っていて残酷な言葉
受け入れる運命さえも
ずっと笑ったまま抱きしめる切なさの裏で
雨に打たれながら何を思うのだろう
そんなの分からない そんなの認められないんだよ
追いかける背中を何が追いかけるのか
見えない 見なくても構わないから
見忘れても報われやしないから...涙色
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空を見上げても この手は届きそうにない
どんなに願ったところで流れ星は墜ちてくれない
明くる日祈った 無垢な頃の眼差しを
今でも忘れられないのは現実を知ってしまったから
あなたの冷たい懐で
おやすみなさい、と独り言を呟いた
夜更けに染まっていく約束は もう2度と
叶えられないということを 報せた
そ...スターダスト
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終わらない…
夢も希望も見失って
ふるえる指先 もう動かないよ
幻聴が塞ぐその道へ
刻々と近づくあの日を忘れてはならない
ねえきみは何のために
物思いに耽っているのかなーなーんてー
お黙りなさい!!
終わらない僕らの試練
迫る期日 走る血眼...奔走リミテーション
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私の好きと貴方の好きが偏りすぎて
天秤が転げ落ちるその時が 来る前に…
たとえ振り向いてくれなくても構わない
馬鹿で救いようがないと言われても構わない
いつか私の為に微笑えんでくれるなら
月が消えない夜はどうか慰めの指先で
海の底へと沈む鯨になりたかった
それでも捻くれた運命を捻ることもできずに ま...愛槽
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冬の暗闇の中に消えていく
その花の名前は…
冷たい風が頬をなぞって
眠りから目を覚ました
もう誰も居ない部屋見渡して
君の名前を呟いた
「”また”一緒にいようね」
毎年そう約束したね
写真を見るたびに思い出す光景…
花は散る冬に埋もれて...花は散る
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春の響きの中に生まれいづる
その花の名前は…
温かな言葉に包まれて
眠りから目を覚ました
夢を見ていたような気がした
それでも今へ導かれ…
「また一緒にいようね」
約束を果たすその時を
待ちかねていたように君は笑った
花は咲き誇る春に愛されて...花は咲き
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秘密(禁断)の夜がやってくる…
最期が訪れるまで 喰らい尽くせ
村人が消えるまで 喰らい尽くせ
理性の鍵が見つかるまで
さぁさ ゲームを始めましょう
表裏を彩る 懐の刃が
煌めく夜は息を潜めたまま
ほら1人また1人消えていく…
信じられるのは 自分の心だけ
見慣れたもの全てが敵に変わる...Doubt
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同じ道を辿る夕暮れに
大きな温かみに憧れて
暗闇から掬い出してくれた
あなたを目指していた
追い付くほど遠ざかるのなら
この手で抱きしめてあげたいのに
冷たくなっていくその視線
気づかないでいたから
恵まれた私を憎み疎んだの?
手繰り寄せる言葉は本物だったね...絆
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ぼくは ぼくは
ぼくは ぼくは
おうちへ かえるよ
だけど だけど
だけど だけど
おうちは ないんだ
いつから だっけ
なにも わからない
ひとりぼっちの
あのこはだぁれ...鬱
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ユーザーのためにやってきたけど
所詮世の中は金だからさ
課金して、なんて言わないけど
…「(課金して貢いでください)」
あいつらが好きそうなゲームアプリを
運営していけば、大ヒット携帯ゲーム化!なんて
夢みたいな話もあったけど
こちとらゲームからの移植!
あとは名前で売ってゆくだけ
最低なんて言わな...最低なんて言わないで
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お前の嫁はどこにいる
画面に手を伸ばしながら
お前の嫁はそこにいる
だけど何もできないね!
初めて恋した一月
ぱっと見て好きになりました
所謂一目惚れ
誕生日プレゼントを
作って祝ってみたけど
部屋中あなたの写真まみれ...俺の嫁
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(声がほしい声がほしい
僕は声がほしい
ないもの頂戴
ないもの頂戴
僕は声がほしい
音楽が流れてくる 声のない音源
寂しいのかな つまらないかな
何の味がするのかな
歌ってみたうpするために
獣のように欲しがっちゃつて...オフボーカル
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あたまんなかぐちゃぐちゃしててわかんないよ
へやのまんなかでうずくまるのわたし
あしたはえんそくでじゅかいにいってくるわ
さよならさよならさよならさよなら…
ビビットカラーの脳内図
酷く脆い声で叫んで
君の姿が何処にもないよ
わたしを一人ぼっちにしないでよ
不安定なお皿の上で
じっとしていればいいん...あいうえお花畑
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屋上から気怠い女が
眺めている 靴は脱ぎ捨てた
誰かの声で目覚めた午前0時
熱のこもった まなざしは許せない
きっとこの思いは届かない
追えば追うほど遠ざかっていく
きっと…これは夢のまま。
軒下で憂鬱な男が
眺めている 空には届かない
町並みに取り残されたお前達が...廃空
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お互い応援しあえるような
そんなふんわりした無垢な関係
大親友っていえるほどの
そんな幸せな関係なの
まるで花が咲くみたいに
きみと出会った瞬間
胸がぱっと明るくなったよ!
こんな気持ち初めてなんだ
誰かと一緒にいられるのが楽しいってことが!
あなたとそんな話で盛り上がる午後9時...百合の花
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確か 確か 確か……
「好きだったような気がする。」
淡い色の白詰草かき集め
きっときっと望んでいたことはひとつ
黒い願いを抱えながら抱かれてく
盗まれた想いを超えるほどの憎しみで満たしてく
残酷な世界に生きるのは私が愛した人と…
されど要らない名声ばかりが邪魔なのよ
好きだったような気がする
知ら...白詰草の女
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退屈路線の行き先はナシ
呻いた途端にセカイは止まり
明日の方向すら見失い
私 一体何をしているの?
バカみたいにくよくよして
苦しい表情(かお)も押し殺して
何のための人生やら
私を楽しくさせてみてよ
ひとつにひとつを足せば変えられる?
無色の透明感も欲しいけど...Color
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